血液在宅ねっとの活動(私たちの活動について)

「血液在宅ねっと」は、血液患者の在宅移行を円滑にできるような環境の実現を目指します。そのためには、4つの柱(よつばのクローバーの4枚の葉)が必要と考えています。

  1. 血液患者支援
    血液疾患の患者の皆様が、地域医療・在宅医療に何を求めているかを把握すること(血液疾患の在宅医療へのニーズに関するアンケート調査)が、まずは全てのスタートで、そのニーズに合ったものを目標にしていきます。また、個別の事例についての御相談もできるだけ対応できるようにしていきます。
  2. 基幹病院支援
    血液内科の病棟から地域への橋渡しをいかにスムーズに行えるかが、時々刻々と容態が変化する血液疾患の在宅移行には必要です。その流れを円滑化するためのツールとして、「血液在宅リソースマップ」の作成や、事例の紹介などの活動を行っています。
  3. 地域・在宅支援
    地域医療を担う外来クリニック、訪問診療所、訪問看護ステーションなどが、実際に対応する際にトラブルなく受け入れられるように、輸血については在宅輸血に必要なハード・ソフト両面の情報共有、地域での在宅輸血連携研修会の開催などの活動を行っています。
  4. 啓蒙活動・情報収集
    地域のヘルパーさんなど非医療職に対する啓蒙活動をはじめ、一般の方々への理解を促す活動も行っていく予定です。また、国内に止まらず海外での実情について調査を行い、今後の血液疾患の在宅医療の在り方を考えていきます。そして、血液内科医のもう一つのキャリアとしての「Community Hematologist」の役割を模索していきます。

これらの活動を、一つずつ実現するべく活動しています。
(現在進行中、あるいは過去のプロジェクトの詳細についてはプロジェクトの項目をご覧下さい。)